3分でマスターする発音シリーズ(T)

Tは流暢な会話において、少しやっかいな存在です。弱く発音されたり、全く発音されなかったり、発音されても音が変化したりと、様々に変化するためです。

今日は、その厄介なTの発音を、3分でマスターしてしまいましょう。

しっかり発音されるT(基本のT)

発音の仕方は、舌を上の歯と歯ぐきの境目くらいに軽くつけて、「トゥ」と言ってみてください。口の前に手をおくと、「トゥ」と言ったときに息を感じるはずです。

まずは音声を聞いてみてください。ハッキリと/t/が聞こえますよね。

two, ten, twelve, trillion, tiger, tool, take, toy, tea, tooth

 

では、音声に続けて、実際に声に出して発音してみてください。終わったら、下の単語も続けてどうぞ。

faster, story, store, street, thirteen, fourteen, fifteen, sixteen, intend, material, return, mistake

 

発音されないか、ほとんど発音されないT(stop T)

Tが語尾にくる場合は、発音されないか、ほとんど発音されません。

こちらも音声の確認が終わったら、音声に続けて、実際に声に出して発音してみてください。

first, eight, must, that, visit, but, not, don’t, can’t, at, what, get, about, eat, wet, hot

 

うまくできましたか?

「ラ行」に近い発音になるT(flap T)

Waterが「ウォーター」ではなく、「ワラ」に聞こえる有名な現象です。

これは、アメリカ英語特有の現象で、tが母音(あいうえお)で挟まれた時に起こります。

舌の位置は、上の歯と歯ぐきの境目くらいに持っていくのですが、舌の先はどこにもつけずに宙ぶらりん。つけてしまうと、次の音を出しずらくなるのです。

まずは聞いてみましょう。聞き終えたら、音読してみてください。

water, waiter, daughter, lettuce(レタス), matter, kilometer, heater, later, battery(電池)

 

次に、複数の単語にまたがって発生する場合です。

特に最後のget herは要注意。hで始まる代名詞は、多くのケースでh音が脱落します。その結果、get herは get erになり、「ゲラー」のように聞こえるのです。

wait a minute, not at all, cutting board, what it is, get out of, get her a glass of water

 

3つ目のパターンが、「動詞+it+副詞/前置詞」のパターンです。check it outを「チェキッ」って言いますよね。最初にでてくる hit it off は「ヒォフ」に聞こえますよ。

hit it off, turn it off, cut it up, get it up, pick it up, put it on, bring it in, check it out, talk it over, turn it around, read it aloud, send it in, set it aside

 

 tが2回続くときは、1回しか発音されない

例えば、want toは「ウォント トゥ」とは言わずに「ウォントゥ」。その方が、言いやすいからです。

こちらが、最後の発音練習になるので、がんばって取り組んでください。

went to, the first time, the last train, want to, it takes, must tell, show it to me, what to do, best teacher, iced tea

 

ちなみに、さきほどの iced tea は、edが/t/と発音されるため。つづりがtの時に限らず、発音が/t/であれば、このルールが適用されます。なので、以下の2つの発音は全く同じ。

I walked to the station.
I walk to the station.

どちらを言っているのは、文脈から判断してくださいね。

まとめ

今回はTの発音を解説しました。

発音の仕組みを頭で理解した上で、何度も発音すれば、実際に発音できるようになります。

自分で発音できる音は聞き取れるため、スピーキング力だけでなく、リスニング力も大きく上達します。

もし、発音でお悩みがある場合は、お気軽にご相談くださいね。