英語プレゼンで聞き手の反応を変える「〇〇〇〇〇〇〇」

こんにちは。英語&ビジネスコーチの鈴木逸郎です。
皆さんは、英語プレゼンで次のような経験はありませんか?

① 内容には自信があった。でも、参加者の反応が薄い
② 話を続けるたが、参加者の反応はどんどん微妙な感じに
③ 冷や汗がどっと出て、シドロモドロに
④ 終了後の大きな挫折感と敗北感

実はこれ、全て私の実体験です。
英語プレゼンでとても大切な「〇〇〇〇〇〇〇」を知らなかったために、失敗のループにどハマりしてました。今でも、そのシーンを思い出すだけで胸がギューッと締め付けられます(笑)

「〇〇〇〇〇〇〇」とは、「アイコンタクト」

そんなの知ってるよー、という声が聞こえてきそうですが、日本語のプレゼンでは意識せずともできているのに、英語プレゼンになると、途端に出来なくなる人が続出します。
その理由と対策をみていきましょう。

英語プレゼンにおけるアイコンタクトの重要性

英語プレゼンで、アイコンタクトがとれない主な理由は、「英語を話すこと」に意識が向きすぎて、聞き手の反応を確かめる余裕が無くなるからです。

もちろん、英語をスムーズに話すことはとても大切。
しかし、プレゼンの本来の目的は、聞き手に「特定の行動を起こしてもらうこと」なので、たとえネイティブのような英語を話せたとしても、それだけでは不十分です。

大切なのは、一人ひとりの聞き手を引き込み、当事者意識をもって話を聞いてもらうこと。
そのためには、参加者全員とアイコンタクトを取り、「あなたに話をしている!」という強力なメッセージを送ることが不可欠なのです。

こからは、効果的なアイコンタクトの方法を聞き手の人数別に解説します。

アイコンタクトのコツ その1.参加者が20名未満

ポイントは、プレゼンが終わった時点で、参加者全員に「自分の目を見て話してくれた」と感じてもらうこと。
特定の人ばかりと視線を合わせるのではなく、バランス良く、全員と合わせましょう。

ここで注意しないといけないのは、身内や知り合い、よく頷いてくれる人ばかり見てしまうこと。内容や英語に不安があり、安心したい気持ちが強い時に、ついついやってしまいがちですが、そうなると、他の参加者がしらけてしまい、プレゼンは台無しになります。

バランスよく、全員と視線を合わせるコツは2つ。

① 視線を左右交互に飛ばす
話を始める前に、視線を合わせる人の順番を大まかにでも決めておくとスムーズです。

② 大切なポイントを伝えるときは、一人の人とじっくり視線を合わせる
こうすることで、参加者一人ひとりに語りかけているという印象を与えることができます。

全体的に、視線をキョロキョロと常に動かすのではなく、静と動、緩と急をうまく使い分けて、メリハリを出すことを心がけてください。

アイコンタクトのコツ その2.参加者が20名以上

大人数になっても、基本的な考え方は少人数の場合と同じです。話が終わった時に、参加者全員に、「自分の目を見て話してくれた」と感じてもらえるよう心掛けます。

ただし、参加者の数に合わせて会場も大きくなるので、視線の飛ばし方には工夫が必要です。コツは次の3つです。

・視線を合わせる対象を、一人ひとりではなく、5〜6人ぐらいのグループとする
・視線を飛ばす方向を、左右交互にではなく、会場全体に「∞(メビウス)」を描くようにする。
・さらに、視線だけを飛ばすのではなく、体全体をその方向に向けて、ジェスチャーもかなり大げさに、ゆっくりとできれば尚良しです。理由は、聞き手が理解しやすいだけでなく、話し手自身も、話に気持ちがこもるからです。

以上、英語プレゼンにおけるアイコンタクトの重要性を解説しました。意識するだけで、聞き手の反応が劇的に変わりますので、是非トライしてみて下さいね。