久しぶりに参加した学会からの気づき後編は「チャンスを活かし”英語のできる先生”になるには」です。
前編「医学界の共通言語は英語」では、医学の研究や文献は広く国際的に共有されるため、医学の教育やコミュニケーションは英語が共通言語であることを確認しました。
また、年齢に関わらず、英語で受け応えのできる先生は、「英語のできる先生」と認識されて、どんどん役割が回ってくるというお話もしましたね。
国際共同治験に参画して、より良い医薬品や医療機器、再生医療の開発をしたり、メーカーのアドバイザリーボードをこなしたりするのにも英語が必要です。こういった場をきっかけに、学会でのプレゼンテーションがオファーされることも少なくありません。
後編は”英語のできる先生”として、活躍の場を広げていくヒントをお伝えします。
英会話が苦手という意識を捨てる
まずは「英会話が苦手」という気持ちを捨ててください。
学生時代に習ってきた英語は、「読む」「聞く」が中心。いわば、受け身の英語です。
一方、「話す」ための英語は能動的な英語で、全くの別物。多くの方はほとんど鍛えてこなかったはずです。トレーニングをしていないのですから、できなくて当たり前。
逆に言えば、正しく鍛えれば、誰でも間違いなくできるようになります!
「英語は習ったはずなのに…」と一喜一憂している時間はもったいないので、「やれば必ずできるようになる」というマインドで、ぜひ取り組みましょう。
自分の専門分野から英語で話せるようにする
専門領域のある方は、担当されている分野から、英語で話せるようにしてみましょう。具体的な手順を説明します。
- 日々、考えていることや実際におこなっている業務を、日本語で文章化する
- それを翻訳ソフトで英語に変換し、話すための原稿を作る
- スムーズに伝えられるようになるまで、毎日練習
これを1ヶ月も続ければ、身の回りのことを随分話せるようになるでしょう。上達したかどうかは、英語のできる同僚や、オンライン英会話サービスなどを活用して確認します。
余談ですが、日本の大手電機メーカーで働いていた私の妻(英語中級)は、「英語レベルが私と変わらない日本人エンジニア達が、専門領域の話になると、かなりつっこんだ内容まで英語で議論できていた」と驚いていたことがあります。
つまり、範囲や分野を絞り込むことで、その分、深い話ができるようになるのです。
この訓練をしておくだけで、英語でのオンライン会議、海外からの来客の対応や学会でのプレゼンテーションをオファーされても、慌てずに済むでしょう。
まとめ
前回からの繰り返しになりますが、流暢に話すことよりも、研究内容が齟齬無く伝わることが大事です。
文法のミスなど気にせず、先生方が日々取り組まれている研究内容に自信があるのと同様に、堂々とお話いただけばよいのです。
そのためには、日々の積み重ねが不可欠なので、毎日少しでも英語学習の時間を捻出し、ここぞというときに備えてください。
英語でコミュニケーションができる先生は、「英語のできる先生」と認識されて、どんどん役割が回って来るようになります。
最後に、私のカウンセリングではSMARTゴールを設定し、講座期間中は目標達成に向けてサポートしていきます。
弊社では、1日30分の学習からスタートし、6ヶ月で必要とする英語でのコミュニケーションを実現するプログラムを提供しています。
お一人おひとりの状況を伺って、専用のメニューを組み、マンツーマンでサポートするため、学習習慣の定着をはかりながら、無理なく取り組め、効率よく習得いただけます。
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