英語学習は、多くの人にとって挑戦的なタスクです。特に、激務をこなす医師や研究職に携わる方々にとっては、時間が限られている中で英語学習を続けることは困難です。
だから英語をマスターしようと学習にトライしても、モチベーションを維持できずに挫折してしまうのは、決して珍しいことではありません。かつての私もそうでした。
一般的には、英語学習においてモチベーションは大事な要素であり、学習を続けられるかどうかを左右する大きな鍵とも言われています。
しかし、私の考えは少し違います。
私は、モチベーションは、明確な目標を掲げて英語学習をスタートするときや目標設定時、そして学習習慣が定着するまでの1、2ヶ月程度あれば充分と考えているからです。
モチベーションは日本語で「原動力」「動機」「やる気」と訳されます。明確な目標を掲げて英語学習をスタートするときや目標設定には、モチベーションは非常に重要な要素といえるでしょう。
最初の一歩を踏み出すきっかけやエネルギーを与えてくれます。
でも、毎日の学習を続けるためにモチベーションが必要かと言えば、そうではありません。
むしろ、日々の英語学習は、食事や通勤のように自然でルーチン化されたものとして定着させるのが理想だから、モチベーションは不要なのです。
まずは1日30分でいいので、学習を日常生活に取り入れ、特別な意識や努力を必要としない習慣にしましょう。そうすることで、モチベーションに左右されずに継続的な学習と成長が可能になります。
ここからは、英語学習のスタート時にモチベーションが大事な理由をお伝えします。
英語学習のスタート時にモチベーションが大事な理由
モチベーションが英語学習のスタート時や目標設定において重要な理由は、その学習プロセスが一朝一夕で成果が出るものではないからです。特に、忙しい医師や研究者にとって、まとまった学習時間を確保するのは難しく、1〜3ヶ月といった短期間で劇的な成果を期待するのは非現実的。
英語学習は、長期的な視点で取り組むべきプロジェクトであり、時間をかけて少しずつ積み上げていくものです。
そのため、最初の1ヶ月は、1日30分の学習を継続し定着させるためにモチベーションが必要といえます。
途中で学習が停滞したり、自分の成長が実感できないときにも、英語学習の目的や掲げた目標を思い出し、続ける原動力になるからです。
私の英語コーチングでも、最初の1ヶ月はモチベーションを維持し学習を定着させることを意識しながら、学習の継続と得られた成果にフォーカスしてフィードバックを行います。
ご自分では「全く成長が感じられない」とおっしゃる真面目な先生ほど、コーチの客観的なフィードバックに「確かに!」と納得され、笑顔になりますよ。
自分に合った動機を見つける
ここでの動機は、目標と言い換えてもいいでしょう。
学生のときは、”試験でいい成績を取る”→”大学の入学試験に合格する”→”●●大学医学部に合格する”と目標は徐々に具体的になっていったかと思います。
しかし社会人の場合は、「英語ができると仕事に役立つから」という理由では充分ではありません。
具体的に、英語が自分のキャリアにどのようにプラスになるのか、英語を使ってどのような目標を達成したいのかを明確にすることが重要です。
たとえば下記のように具体的な場面をイメージすることで、日々の学習の意義を再確認できます。
- 学会で自分の研究を英語で発表する
- 海外の論文をスムーズに読めるようにする
- 海外の医師とのネットワーキングを広げる
- 留学をして海外の大学で研究をしたい
目標が具体的であればあるほど、期限も決まり、日々の学習に対するやる気が高まり、モチベーションの維持がしやすくなります。
英語コーチングでは、無料カウンセリングや最初のセッションで、明確な目標を決めています。
具体的な目標の決め方は、こちらをご覧ください。
まとめ
英語は、医師や研究者にとって重要なスキルであり、キャリアの幅を広げる大きな武器となります。
モチベーションを保ち続けることが難しいとお考えかもしれませんが、必要なのは最初の1、2ヶ月と割り切って、取り組んでみてください。モチベーションを高めて目的を明確にしたら、あとは小さな達成感を積み重ね、学習を楽しむ工夫を取り入れながら、学習を継続し定着させましょう。
弊社では、1日30分の学習からスタートし、6ヶ月で必要とする英語でのコミュニケーションを実現するプログラムをオンラインで提供しています。
お一人おひとりの状況を伺って、専用のメニューを組み、マンツーマンでサポートするため、学習習慣の定着をはかりながら、無理なく取り組め、効率よく習得いただけます。
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