英語での会議、英語に苦手意識があると、会話を聞き取るだけで精一杯!かつての私もそうでしたが、ついついお客様になってしまいがちです。
また日本では、会議の参加人数が多くなればなるほど、「主催者」や「役職者」だけが発言し、他の出席者は聞いているだけという傾向にありますね。
でも、英語圏は違います。
英語圏では、会議の参加者全員が、発言をするのが当たり前。誰もが主体的に会議に参加しているのです。
だから、英語で行われる会議に出るときには発言者として臨みましょう。
とはいえ、最初から「発言しなきゃ」と気負ったり、プレッシャーを感じる必要はありません。
ここでいう”発言する心構え”とは、会議で話しているテーマに対して、自分の考えをいつでも伝えられるように臨むということです。
会議で”発言をする心構え”とは?
会議で”発言をする心構え”とは、会議で話しているテーマに対して、自分なりの考えを持ち、必要に応じて伝えられる準備をして臨むということです。
つまり、賛成、反対、その他別の提案があるのか、主催者にいつ意見を求められても回答できるようにしておきましょう。
日本人の気質的に、反対意見を述べたり、熱い議論をすることに抵抗がある方も多いかもしれません。でも、英語圏での会議には議論はつきもので、意見交換をするために会議があるといっても過言ではありません。
最初は頭の中でシミュレーションするだけでOK
既に英語の会議に参加されている方は、会議中に自分の意見(結論)、その根拠(理由)をいつでも伝えられる心構えで、会議に出席してみてください。
例え発言の機会がなくても、主体的に参加していれば、その熱意は自然と聞く態度にも現れます。
会議が終わってから、主催者や参加者と「今日の議論は有意義でした。」「私も同じ意見です。」など、英語で伝えることから、はじめてみてください。
コミュニケーションが取れてくれば、発言する機会も生まれるはずです。
反対意見の述べ方
反対意見を伝えるときには、相手の気持ちや立場を考えて、躊躇してしまうかもしれません。
でも、英語圏では、関係者に広く意見を求めたいから会議をし、そこからより良い方向を探ります。だから、賛成、反対、その中間含めて、意見は大歓迎!
この前提を知っているだけで、「私の意見はちょっと違うな…」と感じても、発言への抵抗が薄れますよね。
そして、意見を言うときには、「〇〇さんの意見にも一理ありますね。」、「XXXの点については、私も共通の認識です。」など、これまでの主張に対して、理解を示していることを伝えます。
次に、「私は、このように考えています。(=結論)その理由は、XXXだからです。(=理由)」と、あなたの意見を言いましょう。
あなたの発言に対して、反対の意見をもらっても落ち込むことはありません。むしろ、「自分の発言を受け止めて、検討してくれた」と捉えて、真摯に議論を続ければいいのです。
テーマに対して真剣に考えるあなたの姿勢は、会議での存在価値をグッと高めてくれますよ。
- 相手の意見への理解を示す
- 結論→理由→結論の順に伝える
この2つのポイントは、賛成意見を述べるときにも有効です。
自分の意見を持つ練習
自分の意見を持ったり、考えを伝えたりすることが苦手な人でも、意識して練習をすれば、必ずできるようになります。
練習の方法は、ネットの記事を読んだり、ニュース番組を視聴したりするときに、自分なりの考えを持つことを常に意識するようにしてください。
そして実際に、自分の意見(結論)→その理由の順に、整理してみましょう。
慣れてきたら先程のように、下記の型で実際に話してみましょう。
- 相手の意見への理解を示す
- 結論→理由→結論の順に伝える
最初は、身近なトピックスを日本語で構いません。
徐々に、自分の専門分野の英語ニュースやYou Tube、論文などを題材にして、英語で練習してください。
尚、意見を言うときに使う表現については、『【例文付き】英語で意見を言うときに強弱つけて使える3つの動詞』をご覧ください。
まとめ
英語での会議に出るときは、考え方や意識も英語圏に切り替えましょう。
会議で”発言をする心構え”で、主体的に参加するだけでも、英語学習への取り組みは変わってきます。
とはいえ、ひとりで取り組むのは大変という方は、ゴール設定から学習メニューの組み立て、ゴール達成まで伴走する英語コーチングをご検討ください。
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