前回、『英語での会議には”発言をする心構え”で出席しよう』というタイトルで、英語での会議の心構えと、自分の意見を持つ練習方法をお伝えしました。
今回は、英語での会議や診療時に、自分の意見を伝えるときに役立つ動詞を3つをご紹介します。
「XXXXだと思います(考えます)」と英語で話すとき、「I think〜」ばかりを使っていないでしょうか。
これは間違いではありませんが、主張の強弱によって、まずは3つの表現を使い分けることで、よりスムーズなコミュニケーションができるようになります。
今回ご紹介する表現は、どれも中学や高校の英語で習う単語なので、強弱とニュアンスの違いを覚えて使い分けてみてくださいね。
Contents
英語で意見を言うときの3つの強弱表現と使い分け方
自分の意見を伝えるときに使う英語の表現は、強いものから順番に下記の3つです。
- believe
- think
- suppose
日本人が最もよく使う「think」は、主張の強さでいうと真ん中。だから、「think」だけで通すのも、無難な戦略としてはアリです。
3つの違いをひとつひとつ、説明します。
強め:I believe 〜(〜と信じている)
「believe」は個人の信念や強い確信を表現するときに使います。自分の考えにかなり自信があるときに使いましょう。
【例文】
I believe that the best course of treatment for this patient is surgery.
(この患者の治療方針としては、手術が最善だと私は考えます。)
I believe this new medication will be more effective for your condition.
(この新しい薬があなたの状態により効果的だと思います。)
中くらい:I think〜(〜だと思う)
最も一般的に使われる動詞です。強くもなく、弱くもなくという真ん中の表現です。「~だと思う」と言いたいときの定番表現として使ってください。
【例文】
I think the patient should be monitored closely.
(その患者は注意深く観察する必要があると思います。)
I think it’s likely just a common cold, but let’s keep an eye on your symptoms.
(恐らくただの風邪だと思いますが、症状には注意しましょう。)
弱め:I suppose〜(たぶん〜だと思う)
意見や提案をより柔らかく、仮定的に伝えたいときに使う表現です。少し控えめのトーンで表現したり、提案したりするときに使いましょう。
【例文】
If the symptoms persist, I suppose we might need to consider alternative treatments.
(症状が続くなら、別の治療法を考慮する必要があるかもしれませんね。)
Given your progress, I suppose we can reduce the frequency of your visits to the hospital.
(あなたの回復具合からすれば、通院回数を減らしても大丈夫でしょう。)
意見を述べるときの型
意見を述べるときには、型があります。
『英語での会議には”発言をする心構え”で出席しよう』でもお伝えした【結論→理由→結論の順に伝える】というものです。
具体的には、下記のような流れです。
【結論】
私は〜だと思います。
*主張の強さに応じて、believe、think、supposeの使い分けを忘れずに
【理由】
その理由は◯つあります。
1つ目は、XXXXXXXX。
そしてもう1つは、XXXXXXXXです。
【結論】
だから、〜なのです。
結論を先に伝えて、テーマに対するあなたのポジションを明確にしてから、その理由を述べましょう。そして、最後に念押しとしてもう一度、結論を伝えます。
職場で上司に報告をするときの手順と同じですね。まずはこの型で話せるよう、日本語で考えて、それから英語に訳しましょう。
日本語で考えていないことは、英語で話せませんので、最初は日本語で構いません。よかったら、下記のコラムも参考にしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、代表的な3つ(believe、think、suppose)をご紹介しました。
英語には、その他にも下記のような表現方法があります。会議で発言する人がどの表現を使っているのか、聞き分けてみてください。
- I’m convinced 〜(私は〜を確信している):強め
- In my opinion 〜(私の考えでは):中くらい
- In my experience 〜(私の経験上):弱め
英語での会議で”発言をする心構え”と、会議での発言方法を2回に分けて解説しました。あとは、実践あるのみです!
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