医師や医療関係者にとって、日常業務として外せないのが英語の論文からの情報収集です。私も、医療機器メーカーで働いていたときには、半日を費やすこともザラでした。
この記事では、DeepLなどの翻訳ソフトを活用して英語文献を効率的に読みつつ、英語の基礎力を養成する方法。そして将来的には、英語文献を英語のままスラスラ理解できることをゴールとしたステップをわかりやすく解説いたします。
シンプルですが、地道に続けることで、私も成果を実感してきた方法です。ぜひお試しください。
Step 1 オンライン翻訳ツールの活用
DeepLやGoogle翻訳など、昨今の翻訳ソフトは超優秀なので、どんどん活用すべきです。
- 英語を読むのに時間がかかる
- 自分の理解が合っているのか自信がない
このような方は、まずは論文の概要がまとめられたAbstractをDeepLにコピペし、論文の骨子を日本語で理解してしまいましょう。Abstractは、読み進めるのかどうかという、判断にも使えますね。
ただし、翻訳ソフトに頼り切りでは、いつまでたっても英語力は身につきません。次のステップは、貴重な時間を費やして英語論文を読む時間を、英語基礎力の強化に繋げる方法です。
Step 2 英語と日本語訳を比較する
原文と、翻訳ツールが生成した日本語訳を、一文ずつ見比べていきます。日本語訳がしっくりくるところは何もしなくてOKです。
一方、日本語訳がしっくりこないところは、その理由を少し考えてみましょう。一般的に以下のどちらかに該当します。
- 単語を知らない
- 文法や語法がわからない
その場合は、次のステップで解決しておきます。
Step 3 知らない単語をリスト化し、文法解説はChatGPTに聞く
まず、Abstractで使われる単語がわからない場合、英単語の語彙力、特に専門用語に関して改善の余地があります。Abstractの単語は、関連文献に繰り返しでてくるため、しっかり抑えておきたいところです。
そのため、不明な単語は、1つのAbstractについて5つを限度に抜き出し、エクセル等にリスト化して覚えてしまいましょう。
また、文法の解説については、ChatGPTを活用することをおすすめします。しっくりこない英文をコピペして、ChatGPTに翻訳してもらうのです。それでもしっくりこなければ、「もっとわかりやすく解説してください。」と指示します。わかるまで何度でも教えてくれるので、納得するまで質問してみましょう。
まとめ
この方法でAbstractを英語のまま読めるように訓練していけば、次第に本文も英語のまま理解できるようになります。
ただし、最初から完璧に理解しようとすると、大きなストレスがかかり、挫折する可能性も高まります。まずは8割くらいの完成度で、どんどん先に進むのがおすすめです。
結局のところ、英語は毎日10分でも30分でもいいから、続けた者勝ちです!
地道に続けることで、英語力が高まれば、英語を読むスピードも理解度も向上してきます。業務に必要な知識力も業務効率もアップするので、一石二鳥ですよね。
ぜひ、無理のない範囲でスタートして、まずは1ヶ月続けてみてください。
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