英語のスピーキングを独学するとき、どんなトピックスで練習をしたらよいのか、悩む方も多いかと存じます。
「ビジネス英会話と日常会話の違い・どっちから始めるのが正解か」でお伝えしたように、こちらもビジネス会話と、その延長のトピックスを優先するのが正解です。
理由は、日常会話の英語よりも、仕事で使う英語のほうが範囲が限定的だからです。そのため、業務において英語を使うであろうシチュエーションをピックアップし、1つずつ順番に取り組めばいいのです。
この記事では、業務において想定されるトピックスと、スピーキングの練習方法を解説します。
普段から話していない英単語やフレーズが、急に出てくることはありません。必要な範囲を決め、トークスクリプトを用意して、実際に声に出して練習を始めましょう。
Contents
スピーキングが必要とされるシチュエーションと優先すべきトピックス
まずは、業務において英語を必要とするシチュエーションを考えてみましょう。
第一優先は、学会のプレゼンテーション
まず第一のシチュエーションは、学会でのプレゼンテーションです。学会でのプレゼンは、ご自身の研究内容や成果を、多くの方に知ってもらうとても良い機会ですので、しっかりと準備したいものです。
自信をもって本番に望むためにも、スライド、スクリプト(プレゼンの台本)、Q&Aの3点セットを余裕をもって用意し、十分に練習を重ねましょう。
特に、多くの先生方が苦手意識をもっている質疑応答の対策は、同僚医師の助けを借りながら、できるだけ多くの想定質問とその答えを用意しておくことです。
その際は、まずは日本語で用意し、その次に英語訳へと進めていきます。時間がないからと、いきなり英語から入ると、質問の理解度も、回答の内容も中途半端になりがちです。まずは母国語で徹底した受け答えの練習をしてから、英語に望むのがおすすめです。
【第一優先のトピックス】
ご自身の研究、質疑応答
第二優先は、懇親会
次に考えられるシチュエーションは、学会での懇親会です。
この場面では、現在の研究内容のほか、これまでのキャリアと今後取り組みたい将来的な展望についても、話が及ぶことが想定されます。
こちらも、日本語でしっかり考えてから、英語でも話せるようにしておけば、思わぬチャンスがやってくるかもしれません。
【第二優先のトピックス】
これまでのキャリア、将来的な展望
第三優先は、親睦の深まる会食
次のシチュエーションは、外国人医師との会食です。
この場面では、仕事に関することの他に、ご自身の趣味や特技、家族やペット、食べ物のこと、日本のこと、最近ニュースで話題になったトピックスを用意しておきましょう。
ポイントは、相手からの質問を待つのではなく、こちらからどんどん話をすることです。受け身の姿勢でいると後手に回ってしまい、すぐに話は終わってしまいます。
そうならないよう、相手が興味を示しそうなネタ、少しクスッと笑ってしまうようなネタを事前に仕込んでおいて、自分からどんどん話しましょう。
意外かもしれませんが、ご自身の失敗談や、ピンチのネタはとても受けが良いです。自ら自己開示することで、「こいつは面白い」「信頼できそうだ」と印象づけられると、その後の関係性にも良い影響があります。
仕事の話だけの人と、色んな失敗談を笑って話してくれる人、どちらの人と一緒に食事をしたいかは、考えるまでもありませんよね。
【第三優先のトピックス】
趣味や特技、家族やペット、食べ物のこと、日本のこと、最近ニュースで話題になったこと、失敗談、ピンチになったときの話
スピーキングの練習方法
話題にしたいことを、日本語で書き出し、それを翻訳ソフトやChat GPTを使って、英語のトークスクリプトを作ります。
(画像引用元:Google翻訳)
Google翻訳など、スピーカーのアイコンをクリックすれば読み上げてくれるので、それを聴きながら声に出して、練習しましょう。
繰り返しになりますが、普段から話していない英単語やフレーズが、急に出てくることは無いので、実際に声に出して話してみることが大切です。
英会話のレッスンでブラッシュアップ
英会話のレッスンを受けている方は、講師に「今日はこの話題について話したい」と、用意したトピックスを渡すのも有効です。実際に会話をすることで、もう少し深掘りしたいことや、より伝わりやすい表現にブラッシュアップできますよ。
その際は、レッスンを録音または録画をするようにして、必ず振り返りをするようにしてください。1回の英会話レッスンを、その1回で終わらせるのではなく、事前に準備をし振り返ることで、2倍、3倍の成果につなげることができるのです。
英会話のレッスンについては、下記も参考にしてください。
まとめ
英語を必要とする方でも、「普段は英語で話すことは無い」という方は、意外と多いです。そのため、英語学習に時間を割いていても、リーディングやリスニングばかりで、スピーキングに取り組めていません。
学会でのプレゼンテーションをはじめ、英語を話せることでチャンスは飛躍的に大きくなります。ぜひ、プレゼンテーションと同様に、優先すべきトピックスからスピーキングを始めてみてください。
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